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あいてらす通信  令和元年 Vol.66 2019年9月25日  

青春とは心の若さである  信念と希望にあふれ 勇気にみちて
日に新たな活動をつづけるかぎり 青春は永遠にその人のものである

 
1.はじめに  

 日本を代表する経営者と言えば、松下幸之助氏(現・パナソニック創業者)と稲盛和夫氏(京セラ名誉会長)、そして永守重信氏(日本電産㈱CEO・会長)の御三方が挙げられると思います。
 上記の言葉は、松下幸之助氏の『若さに贈る』の一節です。私も60代半ばに差し掛かり、同氏の「青春」の詩に強い共感を覚える年代となりました。

 同書は、稲盛和夫氏の『燃える闘魂』、永守重信氏の『人を動かす人になれ』と並ぶ私の愛読書の一つです。「松下電器(現・パナソニック)」を興し、事業経営で大成功、人材教育や社会教育にも尽力され、文字通り、「電球で世の中を明るくした」功績のみならず、「松下電器は、人をつくる会社です」と自ら語り、“人づくり”の大切さを説いて世の中を啓蒙した松下氏は、まさに日本一の経営者・教育者と言ってよいでしょう。

 人種や性別、貧富、貴賤に関係なく「世のため人のため」に尽力する人、お金にならないことにも懸命に汗を流し、他人にどこまでも優しい人がいます。私自身そうありたいと願っていてもなかなか実践できませんが、障がいのある人、病弱の人、声の小さい人、努力をしてもなかなか結果を出せない人のため、できる限り支援、協力していきたいと思います。

 誰でも若い時分には、仕事に全力を尽くし、家族や会社のために一生懸命に働きます。しかし、仕事に没頭しすぎると、家族よりも会社に目が行き、町内会や地域、親戚づきあいに関心が薄い、いわゆる「会社人間」になりがちです。私の場合も、仕事に熱中しているうちにいつの間にか子供たちは一人前に成長、独立しました。今になって思い出の写真や記憶の中で、彼らに関われなかった過去をふり返り、微笑んだり思わず涙したりするのは年を取ったせいでしょうか。

 若さの源は心・体・頭のバランスにあり、特に体の元気と頭の冴えが必要です。暑さも一段落したところで、早朝ウォーキングを再開しました。一方、頭の働きをよくするために、日々新聞各紙に目を通すこと、文章を書くこと、音読訓練など、松下氏のように「いくつになっても若さを保ち、自分の夢と信念に燃え、勇気をもって新たな活動をつづけて行こう」と念じています。

 先月、マンションへの帰途、長年ご厚誼をいただいておりますI先生(岩手医科大学名誉教授)に偶然お逢いしました。立ち話で近況をお聞きすると「近々老人ホームに引っ越す」予定とのこと。早速、お盆休みの二日間、お手伝いをさせていただきました。その後も5、6回、私の仲間に声をかけて、お部屋の整理、後片付けと荷物運搬を応援いたしました。

 お会いした当初、どこか元気がなく心配をしましたが、何度か引っ越しで交流しているうちに、以前と変わらぬ格調高い会話が復活し、少しずつ元気を取り戻されました。

 「人は人によりて人となる」人は一人でいると、寂しさからマイナス思考に陥りがちです。次第に自信を失い、勇気やヤル気が減退、ひきこもりになることもあります。

 一緒に御自分も引っ越し作業に当たられた先生は、体を動かし、会話や食事を通して本来の教養が蘇り、人を魅了する老賢人に戻られたことは大きな喜びでした。
 「これは、言語療法ですね」と苦笑しておられましたが、鎌田實先生の著書「言葉で治療する」の通り、言葉の持つ力には神秘性があり、再生能力があると実感しました。これからも、人生の中で、多くの人と出逢い、「傾聴は愛なり」を継続、実践して参ります。


 
「継続 ひたすら 継続」  一途な青春 はるかなり

 
 (作家 北方謙三氏)
 
2.お客様からの学び  

 7月に盛岡グランドホテル時代からお世話になっております高橋ミチル先生 (池坊岩手中央支部名誉顧問・元茶道表千家同門会盛岡副支部長)からご要請があり、「高橋家の家系図ものがたり」の取材、執筆を進めております。
 まさに波乱万丈の人生劇場をご経験され、「年齢不詳(!?)」の肝っ玉お姉様で、女性の強さ、逞しさ、優しさ、辛酸をなめた幼少時代を笑って語り、その記憶力の鮮明さと迫力に私の頭の中が真っ白になる場面が何度もありました。
 人生を明るく楽しく、〇十年前の記憶を小説のように、映画のように語られるお元気な高橋先生の強靭な精神力は、過去の体験、喜びも悲しみもすべて呑み込んでプラス思考で、いつも行動的に歩み生きてきた証です。感謝の気持ちで原稿を書かせていただきます。

 
3.ありがたいお話  

 前号、赤坂俊幸先生との対談(“けんこう”Prof)をお読みいただいた方から、 俊夫先生のIBCラジオ番組「赤坂俊夫のドクター日記」を思い出し懐かしくなりました、との感想が寄せられました。時を越えて今でも記憶の中で生き続けていることは凄いです。
 改めて「医なことを言う」と父上の前編、続編の三冊を読み直しましたが、尊父のDNAが引き継がれていて楽しく拝読できました。若い人たちに是非とも一読をお薦めしたい本です。
 俊夫先生との思い出は、私が新人営業マンで、バー「ベルビュー」・採用の兼任をしていた当時、バーによく来て下さったことです。ボトルBOX・NO7でバランタイン17年をいつもキープしてくださり、売上新記録を挙げることができました。なぜ、7番なのか? 俊夫先生は、あの「007」の大ファンだったのです。ボトルも12年モノのさらに上17年ビンテージウヰスキーをご所望で、仕入れにはとても苦労した、憧れの超高級ウヰスキーでした(笑)。
 ※8月は、お盆の連休や選挙などもあり、9月発行とさせていただきました。

 

 

 

あいてらす
代表 及川 好夫

 
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