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あいてらす通信  Vol.49 2017年1月1日  

齢を取ることは万人に等しく訪れるけれど、老化は個人差が大きい

 
1.はじめに  
   

  明けましておめでとうございます。新年にあたり今回は「齢は取っても、老化はしたくない」「病気はしても病人にならない」について考えたいと思います。
「世界保健機構(WHO)」の「世界保健統計2016」によると、2015年の日本人の平均寿命は83.7歳で世界一です。男女別では男性80.5歳、女性86.8歳になっています。しかし、喜んでばかりはいられない現実があります。

 「健康寿命」という言葉をご存じでしょうか。健康寿命とは「介護が必要だったり、日常生活に支障が出る病気にかかったりする期間を除き、自立して過ごせる期間」を言います。ちなみに、日本人の場合、男性が71.19歳、女性が74.21歳です。平均寿命との差は、男性で約9年、女性は約13年もある計算になります。つまり要介護や寝たきりの時間が相当あるのです。単に寿命を延ばすのではなく、健康に長生きすることがとても難しい時代です。
厚労省は「健康寿命80歳」を提唱しています。高齢者の生活の質の向上だけでなく、医療費や介護給付金の削減にもつながるからです。

 私も60代になり、若い頃と違って糖尿病になったり、青春時代には自慢だった長髪の密集度がわずかずつ減ってきたりしています。若い頃は60代はかなりの老人と思っていましたが、いざ自分がなってみると年寄りとは自覚していないから、人は自分勝手なものですね(笑)。 確かに言えることは、年齢とともに見た目の個人差が大きくなって、どちらが年上かわからなくなっていくことです。老化は誰もが避けられないけれど、極力老化を遅らせたいものです。                       
年末の紅白歌合戦を観ていて驚いたのは、かつて新御三家といわれた郷ひろみの若々しさです!私は 同年代ですが、芸能人とはいえ神業ですね。西城秀樹が二度の脳梗塞と闘っているのと比べると同じ年齢でも大きな開きがあります。西城秀樹の復活を心から期待します。

 このように同年代でも若々しい人もいれば、老け込んで見える人もいます。その差はどこから来るのか。健康寿命を延ばす方法には 病気の早期発見、一病息災、老化の予防、アンチエイジングなどが挙げられますが、専門家の話を総合すると、(1)運動(2)食生活(3)前向きな考え方・生きがいなどが重要であると言えるでしょう。標語的には、「テクテク・カミカミ・ニコニコ・ドキドキ」。これは、適度な運動(テクテク)、3度の規則正しい食事(カミカミ)、心の健康(ニコニコ)、五感を使った感動(ドキドキ)を指します

 しかし、「言うは易く行うは難し」です。何度、「よしやるぞ」と決意し、それが続かずくじけたことか。実践し続けることは本当に難しいですね。折角の新年なので、始めるのに遅すぎることはないと思い直して、老化を遅らせ、病人にならない活動を今年もしていこうと思っています。  
自立する。自分の足で立つ。生活の質を保つためには自分の足でとにかく歩くこと。足の筋肉が衰えていない人は健康で寝たきりになりにくい。齢を取るにつれ筋力低下による転倒が多くなり、健康が損なわれます。筋肉は1年で1%減少するといいますが、寝たきりになると1日で1%減少するそうです。
新年から、歩くことで筋力トレーニングを行い、“貯筋生活”を始めたいと思います。

 
   
2. 今月の学び  

 

 

「暦の年齢と生理的年齢」という老化による個人差の研究があります。京都府立医科大学の名誉教授 山田博先生の“生物強弱学からみた人の老化過程”という論文です。

 

 

35歳でプラス、マイナス4歳。同じ35歳でも、若ければ31歳。
老けておれば39歳でその差は8歳。

45歳でプラス、マイナス6歳。若ければ39歳。
老けておれば51歳。個人差は12歳となる。

55歳になるとプラス、マイナス7歳。若ければ48歳。
老けておれば62歳。個人差は14歳。

65歳になるとプラス、マイナス8歳。若ければ57歳。
老けておれば73歳。個人差は16歳。

75歳になるとプラス、マイナス9歳。若ければ66歳。
老けておれば84歳。個人差は実に18歳となる。

85歳になるとプラス、マイナス10歳。若ければ75歳。
老けておれば95歳。個人差は20歳。

 

 

 

 
3.今月、気になった言葉  
   
 

「しいのみ学園」創設者の曻地三郎先生(107歳没)の三大健康法から、ご紹介いたします。

(1) 「ひとくち30噛み」~普通の人の咀嚼回数はひとくち平均10.5回、この3倍噛む。

(2) 「冷水摩擦」~朝起きたら、裸になって濡れタオルで5分間、マッサージする。 

(3) 「棒体操で体のバランスを整える」~毎朝、冷水摩擦のあと5分間行う。素振りをしたり、棒を背中に回したり、股に潜らせヒザを引き上げたり自由にアレンジする。

 

 

 

あいてらす
代表 及川 好夫

 
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