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あいてらす通信  Vol.46 2015年8月1日  

長く生きたいと思うのは本能。生きているかぎり人生は未完成!

 
1.はじめに  
   

  上記は、『103歳になってわかったこと』の著者、篠田 桃江さん(大正2年生まれ、書家)の言葉です。篠田さんは、「時宜に適って、人は人に巡り合い、金の言葉に出逢う。お医者さんのひと言『治りますよ』で私は死病から生還した!」と述懐しています。 お医者さんに限らず、私たちも、悪の言葉ではなく、相手を幸せにし、勇気づける言葉を使うことを日頃から心がけ、人のために役立ちたいものです。

 さて、前回(45号)は三浦敬三さんの「たとえ90歳を過ぎていても、運動すれば必ず体は若返る!」という言葉から、年齢を重ねても健康志向を諦めてはいけないことを学んだわけですが、これに加えて、「健康寿命」の素地をつくるには、人生の早い段階から“運動の習慣を身につける”ことの重要性をも、私たちは認識しなくてはならないと思います。

  国民の健康増進を目指して2000年に厚生省(当時)が「健康日本21」(21世紀における国民健康づくり運動)の取り組みを始めるなど、国レベルでの具体的な政策もいくつか行われていますが、その効果はというと、医療費や介護費の上昇にまったく追いついていないというのが現状です。10年後の2025年度の国民総医療費は、今年度の1.4倍、介護費は、1.9倍に増えると予想されています。(H27.5.21付読売新聞、「SPORTS IN LIFE」)

 健康で元気な高齢者を増やすこと、子供たちに早くから運動の重要性を理解させて、骨や筋肉の丈夫な大人をつくることが、個人としても国家としても急務であり、そのための基盤として、「栄養と食生活」がいかに重要であるかは、三浦敬三さんが独自の食生活で実証されていることです。

 今回は、『僕は老けるのをやめた!』の著者、白澤卓二先生(順天堂大学大学院加齢制御医学講座教授)のお話を取り上げます。 39歳の時に研究テーマを「長寿」と決めた白澤先生は、かつて「長寿の研究をすればアルツハイマー病の発症を抑えられる」と主張して鼻で笑われた経験をおもちだそうです。又、栄養学と調理学を融合させようとして料理教室に通い、『アンチエイジングクッキング』を出版した時にも、「医者が遊びで料理をして本なんか出している」とバカにされることもあったそうです。

 しかし先生は、健康で長寿を保っている高齢者について長年研究を重ねた結果、アンチエイジングにおける食生活の重要性を論理的に解明され、その研究成果を広く世間に伝えるための啓蒙活動を続けられて、現在は多くの人々の支持を集めるに至っています。ちなみにアンチエイジングの3つのキーワードは「生きがい」「運動」「食生活」だそうです。

 白澤先生の語録からいくつかを紹介しましょう。

 
   
「52歳から続けている朝の野菜ジュース、これが僕の健康の源」
「旬の野菜をまんべんなく食べれば、元気で若々しくいられる」
「野菜、果物の皮や種もしっかりと摂る」
「一食のうちでもできるだけ“カラフル”に食べるのが理想的」
「炭水化物を少し控えることがキレイな体をつくる」
「“料理が趣味!”が、日常のダイエットに欠かせない」
 
 
 
 現代は、中高年のほとんどが、糖尿病や高血圧などの生活習慣病患者か、その予備軍といわれる飽食の時代です。毎日の3度の食事メニューを安易に考えてはいけないと思います。
 女性が仕事に就いているのが当たり前の今日では、料理は女性がつくるのが当然ときめつけるのは、時代錯誤と言えるでしょう。自分の体に入り、自分の体を作る食材を自分の目で確認するためにも「男子、厨房に入るべし!」ですね。かく言う私も、長いこと時代遅れの考え方で、 家族に迷惑をかけたことを反省する日々です。
 
   
   
2. 今月の健康についての学び  

 

 

               「三浦 敬三流体操」

① カロリー計算よりも食卓上の「色」を数える習慣をつける

② 食事はすべて野菜から食べる

③ 「夜遅くに食べる」習慣はすぐに捨てよう

④ 「肉食生活」に「魚」をたくさん取り入れていつまでも美人

⑤ 納豆+ヨーグルトのゴールデンコンビで骨太美人

⑥ リンゴを丸ごとかじって若々しい体に

⑦ 野菜も果物も色が濃いものを選ぼう

⑧ 野菜の王様はダントツでブロッコリー!!

⑨ ローカロリーのきのこで免疫力強化とダイエット

⑩ ドカ食い、まとめ食いは必ず太る


 

(白澤卓二著『100歳までサビない生き方』より抜粋)

 
3.今月、気になった言葉  
   
 

「つもり違い十か条」

高いつもりで 低いのが教養   低いつもりで 高いのが気位

深いつもりで 浅いのが知恵   浅いつもりで 深いのが欲望

厚いつもりで 薄いのが人情   薄いつもりで 厚いのが面皮

強いつもりで 弱いのが根性   弱いつもりで 強いのが自我

多いつもりで 少ないのが分別  少ないつもりで 多いのが無駄

 

 

 

 

あいてらす
代表 及川 好夫

 
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