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あいてらす通信  Vol.26 2011年9月21日

74歳院長 『津波来たら後藤医院へ!』 住民救った防災ビル

1.はじめに

 このタイトルは岩手日報紙(2011.09.18)の記事です。「あの日、暗闇の宮古市にぽつんと明るい建物があったー。4階屋上に大型自家発電機を備える同市大通1丁目の後藤泌尿器科・皮膚科医院(後藤康文院長)には、大津波襲来直前に近所の住民ら30人が慌てて逃げ込んだ。それぞれ巨大地震で思い出したのは、74歳の後藤院長の"津波が来たら後藤医院に逃げろ!"の口癖。付近の人たちの合言葉になり、院長自らの信念で築いた防災ビルと共に多くの命を守った。

 後藤先生は、わたしが盛岡グランドホテルを辞めて東京に出て、帰って来てから東北銀行の菊地勇夫専務(当時・故人)のご要請で、浄土ヶ浜パークホテルに赴任した時に真っ先に個人的に歓迎会をして下さり、個人的事情のためにたった6ヶ月で宮古を去った後も一言も理由も聞かず、今でも変わらぬご厚情を寄せて下さる「義理人情に厚く、肩書を問わず、一人の人間として温かく接して下さる"男の中の男"」です。わたしは康文先生を心から尊敬し、憧れる大恩人でもあります。

 私が3年前に、㈱田清・清次郎(田村清記社長)を辞して「あいてらす」を立ち上げた際、大堀勉理事長先生(岩手医科大学)がご自宅に呼んで下さり、その時に記念に戴いた直筆の色紙が「自利利他」です。その精神を最も継承されている方を私がお尋ねした時に、すぐに「宮古の後藤康文先生だね」と笑顔でお答えになられたことが上記の文章に接し、心底理解できたことは2011.03.11の大津波の教訓です。 

     自利はトレーニング(修練)、 利他はサービス(奉仕)  

 大堀先生に教えて戴いた内容は、「医師の使命とは、誰よりも修練に励み身につけたものを、世のため人のためにご奉仕させていただくこと」、自利利他の心を磨くことが肝腎と優しくご助言を頂きました。

     一隅を照らすのは  他ならぬ自分  やるのは "今" 

 

 これは守口憲三先生が自営業開業の際、守口歯科クリニックをお訪ねした時に、その場で紙に書いて下さった、『而今』、即ち「過去の栄光も未来への不安も、一切関係なく"今"その瞬間を真剣に生きなさい」と、キョトンとした私に丁寧に説明して下さった言葉です。

  思い出すことは、私の心友、中田吉則さんに国宝「鑑真和上」展(2004.05.05/仙台市博物館)を薦められて見学に行ったお礼状に返信されたお手紙に「而今」の文言があったことです。言葉は「頭で覚えるのではなく、心で感じてこそ身につく」ものと改めて中田さんの見識と友情に感謝です。


2.健康についての学び

 長寿の秘訣は「食べ物がくすり」という食習慣が私の両親から学んだ教訓です。詩人の坂村真民先生の随想の中に「生きていく上で一番大事なのは、氣であり、食である。根(こん)のつくのを食べることである。大根はすったり、炊いたりして毎日のように食べている。ニンジン、レンコン、これは "ン"が二つもありみな体にいい。果物ではミカン、リンゴ、キンカン、みないい。」とあります。

 坂村真民(しんみん)先生なりの人生哲学と一流の洒落で、こう述べています。

  『んの力の大きさ・んの世界の広さ・んの音の不思議さ 』

 「それは般若心経(はんにゃしんぎょう)の無と同じく、宇宙的である。自分のこの体は、即宇宙だとわたしは言っているが、心臓、肝臓、腎臓、みな "ん"が付いて、重要な役目をしている」と解説されています。 "ん" なるほど。

 私が小さい頃の父母の食卓での思い出としてハッキリと覚えているのは、「大根おろしときんぴらごぼう」が大好物でした。又、人参と蓮根、大根は煮物料理の上手な母の得意料理でした。母は果物(りんご)をいつも剥いてくれて、貧しいながらも、私と姉はそれが食後の贅沢でニコニコ顔で食べていました(笑)。

 春に東城百合子さんの「食卓からの子育て」が22回にわたって、岩手日報に連載された記事はとても参考になりました。現在のわたしの食卓は、"野菜づくしと魚"中心メニューです。肉体的に疲れを感じる時には、ブタ肉を野菜と一緒に食べる工夫をしています。

 グランドホテル在籍時に68kgもあった体重が、現在は58kgをキープしています。私は糖尿病予備軍と主治医の先生に認定されていますが、クスリに頼らず、食べ物を自分で作り、美味しく(笑)食べて8月から日曜日には妻の会社(おそうじ屋さん「リフレ」)でアルバイトをさせてもらい、人員確保の一員として何とか頭数にはなっているみたいです(笑)。汗びっしょりで働く喜びは、体育会系のDNAなんですね。

3.言葉からの学び

    『捨てる 』                            

   「自惚れ」を捨て 「感謝」が

   「恨み」を捨て  「愛情」が

   「後悔」を捨て  「希望」が

   「知識」を捨て  「行動」が

   「過去」を捨て  「今日」が

          生まれるようです

 

     木々が葉を落とし、新芽をつけるように

         「しがみついていたもの」を捨てると

                 自然に新しい人生が始まる

 

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