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あいてらす通信  Vol.24 2011年5月1日
悲観的に準備して、楽観的に遂行せよ!
(故・伊丹十三映画監督)

1.はじめに

今回の東日本大震災は「地震、津波、原発事故」を同時に引き起こし、千年に一度という人類史上最大の危機であり、有吉佐和子さんの言葉を借りれば、"複合大災害"です。 姜(カン) 尚中(サンジュン)氏(東大大学院教授)は、『今回の震災は"戦後の時代の終わり"を現実のものにした。我々はもう「3.11」以前には戻れない。「復興」、「復旧」というより、「新生」、新しく生まれるという言葉がなければならない。』と、大震災で変わる社会を提言されています。大賛成です。

 わたしの故郷・釜石の心友、山田守防災課長は「これまでの考え方は大きく変えざるを得ない。避難者の方々に"是非戻って来て欲しい"と言える安全なまちをつくる」と誓っています。(岩手日報・4/2付論説)。亡くなられた方々や被災された人々の為にも継続して応援して参ります。                                         大震災は私にとっても忘れられない出来事になりました。父が震災の最中に静かに逝きました。毎朝、毎夜に日課の声かけは、「人が夜に寝て、朝に目が覚めることは奇跡!」と実感しています。

一日一日が小さな一生なのだ。
毎日毎日の起床が小さな出生、
毎夜の臥床(がしょう)就寝が小さな死なのである。           (ショーペンハウエル・「幸福について~人生論」より) 

★ 一日 ・ 一年 ・ 一生 ★

今日は寒いな 今日は暑いな
と言っているうちに 一年は終る

今年の桜は綺麗だな 今年の楓は美しい
と言っているうちに 一生は終る

昔の人は言った 光陰矢の如しと  
今 僕は言う『一日は長いけれど一生は短い』 と              
(「朝の詩」川西守様(73)・産経新聞 4/24付より) 


2.健康・いのちについての学び

 「てんでんこ」という言葉を初めて知りました。津波研究者・山下文男さん(大船渡市/87歳)が岩手日報社のインタビューで、「事実を風化させてはいけない。子供たちに教え継いでいくことが大切だ」と防災教育の義務化を提言。『津波の時は、人に構わず必死で逃げろ、自分の命は自分で守れ。"てんでんこ"とは「てんでんばらばらに」という意味で、最後の"こ"は了解し合うということ、お互いに認め合って、信頼し合うことです』とおっしゃっています。

 

「大切な準備」とは、結局いざというときに
必要な経験と知識を結集する平素の"訓練"に他ならない。
自他ともに「心配しすぎだ」 と思うまでの検討がなければ、無意味だ。             (米村敏朗氏・前警視総監/産経新聞4/26付より)

『釜石の子守った防災教育』(岩手日報紙4/10付)の記事では「釜石市立の14の小中学校全校は校内にいた児童生徒3千人全員が無事だった」と釜石の防災教育に携わってきた片田敏孝教授(群馬大学)の教育方法を紹介。要点は三つ。①想定を信じるな ②最善の行動を ③率先避難者たれ。先生は自然の猛威に向き合うために必要なのは、“知識よりも姿勢”が大切、と「自分の命に責任を持って判断する姿勢」を学んで欲しい!と助言されています。

3.言葉からの学び

   五と五のちから ~ 「無限の泉」                          
     親と子も  五と五                                  
     夫と妻も  五と五                                  
     嫁と姑も  五と五                                  
     友と自分も  五と五                                 
     医師と患者も  五と五                                
     上司と部下も  五と五                                
     相手が本気なら  自分も本気                             
     五と五のちからが  足して十となる                          
     いつでも五と五が支え合って 十になる 
                       

          (絵馬師・殿村 進氏 「耐えてこそ咲く 幸福の花」より)
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