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あいてらす通信  Vol.2 2008年12月

『90にして日々新たなり』

1.はじめに

  岩手女子高等学校の澤野圭子先生(学校法人岩手女子奨学会理事長)に定期的にお会いさせて頂き、いつも貴重なご助言をいただいております。
  6月6日、私がアポも取らずに澤野先生の所に直行した時のことでございます。突然の訪問のため、ご不在でしたので、暇遑しようとした所、三田明子先生(同名誉理事長)が「もう少しで戻って来ますから、どうぞお入りになって!」とお声を掛けて下さいました。そのお陰で、私は幸運にも理事長室に入ることができました。その際に三田先生からご幼少の頃の思い出話をたくさんお聞かせ頂く機会に恵まれたのです。

  小さい頃の三田様は東京の麹町に住んでおられ、東郷平八郎氏の副官だったお父様は、英国大使館に6年間お勤めになり、“英国紳士然”としてご帰国。元々、礼儀作法には厳しいお家柄、ご家庭での“躾”こそが教育の原点との強い想いもあって、朝の「おはようございます!」を親よりも先に大きな声で言うこと。学校では誰よりも先に元気に挨拶をすること。それともうひとつ、毎日の日課として「靴をキレイにみがく」こと。この3つの礼儀作法をそれこそ、習慣になるまで徹底的にご両親から仕込んでいただいたそうでございます。
  茶道は昭和16年からお始めになり、私の大恩人でございます!三田俊定先生(元岩手医科大学学長)とのご結婚を機に、盛岡の女性となり、昭和29年には岩手医科大学に茶道部を創設、今なおその伝統は岩手医科大学の看板として異彩を放ち立派に継承されております。

  現在でも「江戸千家不白会」の岩手県支部長として現役でご活躍され、後輩のご指導はもちろん、若園町のご自宅には多くのお弟子さん(立派な先生方!)が三田先生の元で「茶道の神髄」を学んでいらっしゃいます。この厳粛なお茶席に全くの門外漢であります私が澤野先生からのお誘いに図々しく(!?)乗りまして、畏れ多くもご一緒させて頂いております。

  三度目のお稽古の時でございます。三田先生が私に向かって諭すように凛として、おっしゃいました。
  曰く、『90にして日々新たなり!!』・・・・。

  私は心から感動し、体は直立不動のまま動けず何か”気づき“のような不思議な感情で心が満開になったのです。その時、私のお隣で澤野先生が優しく私の目を見てそっと頷いて下さったシーンを決して一生涯忘れることはできないと思います。それは、私が『54にして独り立つ!』ことを決意した瞬間だったからでございます。






3.『言葉』からの学び

その一言(ひとこと)

その一言で 励まされ
その一言で 夢を持ち
その一言で 腹が立ち
その一言で がっかりし
その一言で 泣かされる
ほんのわずかなひと言が
不思議に大きな力持つ
ほんのちょっとのひと言で

                     (「山田クリニック」様山田行夫先生より)

 

 

 これは理容美容ヒラトヤグループ様の社訓です。盛岡駅前通にある事務所に入りますと、この言葉がいつも私を迎えてくれます。シンプルで、わずか15文字の中に「人生を表現している!」素晴らしい文言だと銘記しております。
  私の大切な友人であります坂本斎さん(ヒラトヤグループの平成不動産営業部長)から教えていただいたことですが、中村金三郎会長様には口癖が2つあるそうです。
  『おしゃれ心は人生の宝です!』
  『(坂本くん)お互いの幸せのためにがんばろう!』

  ヒラトヤグループの皆さんがいつも楽しく、笑顔で仕事に取り組んでいらっしゃる秘訣が理解できるように思います。また、中村様は自らの理容美容業を“おしゃれ産業”として捉え、次の5つの「ヒラトヤ社員心得」を定めていらっしゃいます。

(1) ヘアースタイル(清潔で美しい髪)

(2) 背筋を伸ばす(姿勢を美しく)

(3) 太らない(スマート)

(4) 肌がキレイ

(5) 臭いをさせない


 これらのことは、社会人としての基本マナーでもあると私自身の「自戒の心得」にしたいと思います。  私は前職の田清グループ在籍中に「田清魚店」や「清次郎」、「田清水産」で働いて下さる職人と云われる方々から、「プロとアマ」の違いについて学ばせて頂きました。それは“プロフェッショナル”とは次のような人であると・・・。

        ①たゆまぬ訓練を当たり前にできる人

        ②結果で勝負する人

        ③持続力があり、決してあきらめない人


  この3つの資質が備わっている人をプロと呼ぶということを学んだのです。


  大学を卒業してからの30年間、岩手での「社会人学校」での学びを通じて、数多くのプロフェッショナルの方々と出会うことが出来ました。「人生の達人」とお呼びしたい私にとりました、メンター(良き師)でございます。
  直近までの2年間、お世話になりました田清グループの田村啓一会長は「マグロの目利き名人」として日本一です。まさに、正真正銘のプロです。会長はこの2年間で私を大きく変えて下さいました。本当にありがとうございます。
  11月の創刊号で私を導いて下さいました大堀勉先生、津田緋沙子様、今回、ご紹介させて頂いております三田宗明様、澤野桂子先生、中村金三郎様は、真のプロフェッショナルと存じます。

  “人は師、友は宝”と申しますが、私のまわりにお手本となる尊敬する先達の方々が数多くいらっしゃることに感謝したいと思います。また、この通信を読んで下さる皆様との”ご縁”を頂戴できます私は本当に幸せ者とお礼を申し上げます。

  これからの人生は、『御用聞きのプロフェショナル』を目指して(亀のように)コツコツと(太陽のように)いつも明るく・元気に、“一生青春、一生勉強”を心に刻んで一所懸命、仕事に取り組んでまいります。


3.今月、気になった言葉!

『青春』

青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。

優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、

安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。

年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

歳月は皮膚のしわを増やすが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

苦悶や、狐疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月

の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。

年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。

曰く驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる

事物や思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く、

求めて止まぬ探究心、人生への歓喜と興味。


人は信念と共に若く疑惑と共に老ゆる。

人は自信と共に若く恐怖と共に老ゆる。

希望ある限り若く失望と共に老い朽ちる。


大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、

そして偉力の霊感を受ける限り、人の若さは失われない。

これらは霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、

皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ

人は全くに老いて、神の憐みを气うる他はなくなる。

    サミュエル・ウルマン作               
    岡田義夫     邦訳

あいてらす       
代表 及川 好夫

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