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あいてらす通信  Vol.1 2008年11月

『一身にして二生を生きる』

1.はじめに  

上記のタイトルは福澤諭吉先生の『文明論之概略』の中にある「あたか恰も一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」の文言からパクらせていただいたものです。

  さて、この度2年余お世話になりました田清グループ(田清魚店、清次郎、田清水産)を辞し、11月17日(月)に独立して、“御用聞き”の『あいてらす』という小さな私一人の会社(自営業)を始めることにいたしました。
  名前の由来は私が親しくお付き合いをさせていただいております氏家寿恵先生(岩手きもの学院学院長)と大橋瑠璃子様のお二人に教えて頂きました文言『肝胆相照』(かんたんあいてらす)~互いに心の底まで打ち明けて親しく付き合う~の意から採っております。また前二文字の「肝心」・「胆力」の用語の意であります“大切な点(=要)・物事を恐れず、驚きあわてず、大胆になる!”という思いも込めて命名いたしました。  

 独立記念日(11月17日)は私の母(ツヤ)の90歳の誕生日(卒寿)であり、入院中の母へのエールになればと思っています。この記念日に際して、本当に有り難く、万歳をしたいくらい嬉しいことは、直近まで上司でありました田村清記社長と田村英司専務のお二人から、この日一番での第1号となります【あいてらすサポーター契約】を結んで下さる!というお申し出をいただいたことです。希望と不安の交錯する中で、たった一人であっても、ひとりの事業主として起業する決意をした私にとりまして、何よりも大切な“勇気”を贈り物として頂戴できますことに心から感謝の気持ちで一杯でございます。また、独立にあたって妻と田村社長をはじめ、友人・知人の方々にご心配をお掛け致し、多くのご助言とこれからの仕事のヒントもいただくことができました。心より感謝を申し上げます。

  『何を飯のタネ(仕事)にするのか』についての方針は、“自分の得意分野で自己実現ができる”こと、同時に最も肝心かなめ要であります『人に喜んでいただけること・地域社会の皆様のお役に立てること』を業(ぎょう)として、心と体と頭に一所懸命汗を流して働くことです。  『あいてらす』の業務の柱は“御用聞き”のプロに徹することでございます。『あいてらす』は「御用聞きサービス」を会員様のために行います。お客様とサポーター(及川好夫)との間で、予め「サポーター契約」を結ばせていただきまして、つねに顔の見えるヒューマンな関係づくりを通して、対面での傾聴が基本です。契約形態は法人・個人を問いませんが、事業主の方々が対象となります。詳細につきまして、後日ご案内をさせていただければ幸いでございます。


2.津田緋沙子(宗友)様からの学び  

 津田様は、私の高校時代の同級生(保之さん)のお母様で、現在リハビリ中のだんな様のお見舞いに釜石のご自宅をお伺いした際に、随分とご無沙汰をしておりました私のことを却って心配して下さっていて、“聞き上手”の奥様のさりげない質問に答える形で自然と自分自身の心の内側について正直にお話をさせていただきました。
  津田様曰く、『及川君!初めて裃(かみしも)を脱いでくれましたね。人が孤独に負けてしまう原因は強がったり、見栄を張ったりすることの反動でショックが大きいからなの。正直に悩んでいることや、ご両親とご家族について反省の気持ちを語ってくれた及川君の心の味方になりたいの。いつでも、また(釜石に)来て下さいね』と。
  さらに続けて、ご自身の心境について『今は毎日が感謝の明け暮れなの。夫の方が先に倒れて、介護が出来ることが幸せに思えるのよ。うちの保之は朝の20分は必ずリハビリのお手伝いをしてから仕事に出かけていくの。出張の時には、桂子さん(妻)が一生懸命に面倒を見てくれるの。母親として息子に敬服しているんですよ・・・』
  津田様のお話に感動し、ひと言も言葉にならない私に奥様は、笑顔で『“今”の及川君は以前の忙しそうでバリバリの 売れっ子営業マンの頃よりもずっと人間味があって、カッコイイわよ!』と励まして下さいました。その時、不思議なくらいに心も体も熱くなり、自然と涙が溢れ出てしまい、それがなかなか止まらず鼻水まで出てきて、とても恥ずかしい気持ちでした。
  津田様宅を辞去して車に乗ってからとても気分爽快になったのです。“ふる里はいいなぁ、同級生は素晴らしいなぁ”、との想いと共に、私には「人生における“使命感”というものがあるのだ」とおぼろげ朧気ですが自己発見というのでしょうか、何かが少しだけ見えてきた!釜石での忘れられない出会いでございました。


3.『言葉』からの学び

言葉

一つの ことばで けんかして

一つの ことばで 仲なおり

一つの ことばに おじきして

一つの ことばに 活かされる

一つの ことばは それぞれに

一つの いのちを もっている

ことばは心のかがみです

大切につかい、よく聞きましょう

                 (鶯宿温泉「川長山荘」様のロビーの立て札より)

 

【思源】  「水を飲む時は井戸を掘った人の苦労を思え」との意味で、大堀勉先生(岩手医科大学理事長)が慈恵医大で学ばれていた時に、恩師の南武先生から教えていただいた言葉で、座右の銘になさっていらっしゃるそうです。
  先生はもっと知りたいという顔をしている私に、「人は水を飲むことで生かされている、だからこそ仕事ができる。今、生きているのは誰のおかげか、両親がいて生まれてこれた。恩師や恩人がいて育てていただいたおかげで今の自分がある。感謝の心でがんばらなかったらバチがあたる。そういう意味かな。」と笑いながら丁寧に解説をしていただきました。また、慈恵医大時代の若い医師としてのご経験を大堀先生流の独自の表現で“男おしん物語”についてお話して下さいました。独立する私へ仕事の「使命感」と「忍耐」の大切さをご教示していただきましたことに心より感謝致しております。

【モッタイナイ】
  私の父(93歳)の口癖は今も昔も「もったいない」という言葉です。 「MOTTAINAIキャンペーン」の記事(08.4.24毎日新聞)を読んでノーベル賞受賞者のワンガリ・マータイさんが来日した時に憶えたこの日本人の独特の言葉の意味に感銘して、世界各地で提唱されていらっしゃることを知りました。
 『もったいない』とは、単にモノを粗末にしたり、まだ使えたり食べらるものを捨てないで大切にする、という意味合いだけではなく、「作物をつくってくれたお百姓さんや荒海に船出してお魚を獲ってきてくれた漁師さん、お料理やお弁当をつくってくれる母親や妻に対して、その作り手の気持ちを大切にする」ことに大きな価値があるのではないでしょうか。MOTTAINAIは今や、地球環境保全のキーワードになりつつあり、私たちの日常の生活の中で大事にしていきたい言葉であり、行為であると思います。


4.今月、気になった言葉!

①手は人を手伝うためにある

②足は大好きな人に会うためにある

③口は人をほめるためにある

④目は正しいことをしっかり 見て、やさしくほほえむためにある


                 ((株)和田マネイジメント 和田一廣社長様より)



あいてらす       
代表 及川 好夫


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