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かんどう通信  第2号 平成29年8月8日


五十、六十は洟垂れ小僧 七十、八十が働き盛り 九十になってお迎え来たら 百まで待てと追い返せ

 去る7月18日、日野原重明先生がご逝去されました。誠に残念でありますが、人間の寿命は有限です。誰もが通る道ですから仕方ありません。ご冥福をお祈りします。
 日野原先生は、遅咲きの人です。私が先生を存じ上げたのは235番目の著作「生きかた上手」がベストセラーになってからです。当時すでに90歳を越えておられた先生は、私に人の無限の可能性を示してくださいました。

 1712年、83歳で「養生訓」を著した貝原益軒(1630~1714年/ 84歳没)の再来とも云えます。長生きするためには身体の養生だけではなく、精神の養生・脳の活性が必要のようです。体を鍛えると同じように、感動や思考で頭を使い続けることも大事ですね。

  明治時代の木彫家、平櫛田中(1872~1979年/107歳没)は、「六十、七十洟垂れ小僧 男盛りは百から、百から。いまやらねばいつできる、わしがやらねば、だれがやる」が口癖で、生涯現役を実践した人です。91歳で文化勲章受章、98歳でアトリエを新築。100歳の時の新聞インタビューで「歳は向こうからくるから断れんし、逃げようがない。それで、とうとう百になってしもうた。それでもまだ仕事が残っております」と述べています。午前3時起床、午後8時就寝。102歳まで新聞の切り抜きを続け、半紙に5、6枚の書道が日課だったそうです。

 表題の言葉は、平櫛田中の話が原点でその後、和尚さんが変えて作ったものと言われています。

 人生の達人の方々には教えられることが多いです。私は特に長寿の人の食事が気になります。「サライ」2017年8月号の定番「朝めし自慢」で、「メーカーズシャツ鎌倉」の 貞末良雄会長は、「健康を維持するのはお金を貯めるより難しい」と言い、さらに「病気になって失う時間と費用を考えると、少し高価であっても、安全を保証してくれる食品を選びたい」と述べています。
健康維持のために傾聴に値する重要な提言です。

 

結びに日野原先生の言葉を紹介します。

① 長く、豊かな「人生の午後の時間」が始まる。
六十歳は老年ではない。人生の「折り返し地点」である。

② ライフワークを持つことが若さの秘訣。
“六十の手習い”では、今まで敬遠していたことに挑戦したい。

③ ストレスを楽しみ、活かすことで脳も若返る。
六十歳からは、「体の使いすぎ」よりも「使わなさすぎ」を心配する。

④ 「歩け歩け」がストレスに勝つ最善の手。

⑤ 新しいことを創(はじ)められる人は、いくつになっても老いることがない。


                             「あいてらす」        
                            代表(経営コンサルタント)
                                及川 好夫

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